プリント後の積層痕の処理【紙ヤスリ編】

3Dプリンター

FDMの3Dプリンターで造形をすると、どうしても積層痕が出来てしまいます。
ルアー作りでこの積層痕を消す必要はありませんし、釣果については残した方が良いという説もありますが、積層痕を消したい場合もあるでしょう。
最も手軽に出来る、紙ヤスリを使った積層痕の処理をする工程をご紹介します。

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積層痕

そもそも、積層痕とは何か?
FDMの3Dプリンターでは、熱したノズルで溶かした樹脂を積層する事で造形します。
その積層によって出来る段差が積層痕です。

積層痕イメージ

画像のように、各積層レイヤはノズル孔の丸い形状で樹脂が押し出されて積層される事で、積層レイヤ同士の間には溝が出来ます。これが積層痕になります。
より細い口径のノズルを用いる事で、積層痕を浅くする事は可能ですが、完全に失くす事は出来ません。

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準備

先ず、必要な物を用意します。

  • プリントしたルアー
  • 紙ヤスリ
  • シャーペンの芯のケースや、ライター等の程良い大きさの適当な物

使用する紙ヤスリ

3Dプリンターでルアーを作る際には、PLAかABSを使う場合が殆どでしょう。
PLAやABSでは#120~#400程度の紙ヤスリで十分でしょう。
百円ショップで売られているような物でも大丈夫ですが、ホームセンター等で手に入る上質な物を使った方が作業はし易く、トラブルが少ない為ストレスフリーでしょう。

#120で大雑把に積層痕を消し、その後は#120で出来た傷を#240で消し、#240で出来た傷を#320で消し…といった具合。

紙ヤスリの使い方

紙ヤスリを使用する際には、対象物よりも硬い物を充てて使うようにしましょう。

消しゴム
シャーペンの芯

身の回りにある適当な物で大丈夫。
使い易い専用の物を用意したり、作っておくと後々便利です。

面に対して均一に削る事が出来ます。
また、強く押し当てる必要はありません。軽く表面を擦るようにします。

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実践

プリントしたルアー

先ずはルアーをプリント。

サポートを剥がす

サポートを剥がしただけの状態です。
積層痕だけでなく、造形不良による痩せが出ています。

#120で大雑把に積層痕を消す

#120

軽く#120を充てると画像のように積層不良による痩せや深い積層痕が目立ちます。
削り過ぎてしまうと弱い箇所が出来てしまうので、全体的に均一にヤスリ掛けをします。

積層痕を消す

積層痕は消えました。

より細かい番手の紙ヤスリでヤスリ傷を細かくする。

#400

最初に書いたように、#120のヤスリ傷を#240で消し、#240のヤスリ傷を#320で消し…と処理して、画像のように肉眼では傷が見え難くなりました。
だいたいこの程度まで処理が出来ていれば、この後の塗装工程で傷を隠す事が出来ます。

塗り潰し塗装であれば#320~#400程度まで、素材の色が透けるクリアー塗装であれば#600程度までヤスリ掛けをするとキレイに仕上がります。
また、塗り潰しであっても色によっては傷が目立つ事があるので、どこまで攻めるかはお好みで。
メタリックは特に傷が目立ち易い場合があります。

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ヤスリ掛けは焦らず。

面倒な工程ですが、小さいルアーではれば1本20~30分程度でそこそこ仕上がります。
特に荒い番手の傷を残したままより細かい番手へと進むと塗装で目立つ傷になってしまうので、音楽でも聴きながら焦らずのんびりやってみて下さい。

この記事を書いた人

神奈川県西湘地区~伊豆半島で釣りしてます。エギングとエリアトラウトをする事が多い。釣果は食べる派。猫がいると釣りを中断します。
フィラメントはPLA派です。

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