マスキングでルアーに柄を塗装する。

エリアトラウト

ルアーに塗装をする際にマスキングテープで塗り分けをする事で様々な柄を表現する事ができ、これによって既製品とは違うオリジナリティに溢れるルアーを作る事が出来ます。
既製品では魚の食べている物、ベイトを模した物が多いですが、ベイトを模さない柄を付ける事で既製品にはない新しいルアーの表現を可能にします。

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作るルアー

唐草模様

今回は画像の唐草模様の入ったルアーを作ります。

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用意する物

  • 下地処理をしたルアーブランク
  • 画像編集ソフト 又はCAD(Adobe illustratorCC)
  • カッティングマシン(シルエット カメオ)
  • マスキングシート(タミヤ マスキングシール 無地タイプ)
  • エアブラシ
  • 塗料
  • デザインナイフ
  • ピンセット

今回は上記の物を使いました。
Adobeイラストレーターやカッティングマシン等の高価な物もありますが、直線で表現が出来る柄であれば細いマスキングテープとデザインナイフでも頑張れます。

ルアーブランクの処理についてはコチラの記事を参照

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マスキングテープの準備

先ずはマスキングテープの切り出しをします。

イラストレーターで螺旋を作る。

スパイラルツール

イラストレーターでは簡単に螺旋を作る事が出来ます。
画像のスパイラルツールを選択し、キャンパスの適当な空白をクリック。

スパイラルツール

適当に設定します。作られる螺旋を見ながら、程良い設定を探します。

線のプロパティ

適当な螺旋を作ったら、線のプロパティで線幅を程良く太くし、線端を丸くします。

螺旋

画像のように数パターン作っておきましょう。

螺旋が出来たらパスのアウトライン化をしてDXFで出力。PNGでも構いませんが解像度による荒れが出ると面倒なのでDXFにしました。

シルエットスタジオに読み込み配置。

螺旋たくさん

イラストレーターで作ったデータをシルエットスタジオに読み込み、適当な大きさに拡大縮小をして並べます。この時に鏡像も作っておきましょう。
また、隙間に円を入れておくと他の柄でも使いまわせて便利です。

マスキングシートをカット。

カット

データが出来たら切り出します。
カッティングマシンの設定は試し切りをしながらキレイに切り出せる設定を探って下さい。

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塗装

マスキングテープの準備が完了したら、さっそく塗ります。

最初に柄の色を塗る。

ゴールド

今回は金の唐草模様にするので、先ずは金を塗ります。

マスキングテープを貼る。

ペタペタ

デザインナイフやピンセットを使いマスキングテープを良い感じに貼ります。
隙間に切っておいた円を適当に散らばめるとソレっぽくなります。

上色を塗る。

着色

勢い余って写真を撮る前にマスキングを剥がしてしまいました。
最初にホワイトを塗り、ブルー、最後に背中にクリアブルーに少しバイオレットを混ぜた物を塗っています。
マスキングで柄を付ける際には、塗膜が薄くなるように塗るとマスキングを剥がした際に出来る段差が小さくなり、仕上がりが良くなる為、塗料の隠蔽力をある程度把握して塗る順番を考えるようにしましょう。
特に白は厚塗りになり易いので避けた方が無難。

マスキングを剥がしたらトップコートを塗って完成です。
このルアーでは3回塗り重ねました。

完成!

背中に深い青を塗り重ねた事で、金の唐草模様が際立ちなかなか良い感じに。
サイドのグラデーションは少し荒くなってしまいました。もう浅く、サイドに白が多くても良かった気がします。

この唐草模様はイラストレーターでの図形作りが簡単なわりに見栄えが良くてオススメです。
また、螺旋はCADでも円の中心のシフトで簡単に作る事が出来ます。

ルアーの柄で釣果に差が付く事はありません(明滅を見る説がある為、パーマーク等は有効だと思います。)が、作った満足感や所有欲を満たすルアーもまたルアーフィッシングの魅力のひとつ。是非、挑戦してみて下さい!

この記事を書いた人

神奈川県西湘地区~伊豆半島で釣りしてます。エギングとエリアトラウトをする事が多い。釣果は食べる派。猫がいると釣りを中断します。
フィラメントはPLA派です。

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