この記事をお読みの皆様は【バッカン】をお持ちですか?
『釣種の垣根を超えて使われているアイテムがバッカン。撒きエサ入れとして使う以外にも、大容量を活かして雨具やタックルの収納に使ったり、魚を入れるライブウェルとしても使われています。・・(中略)・・ベストなバッカンを見つければ、効率の良い実釣で釣果がバカンッとアップするはずです!!』
・・・・とルアマガ+様の記事にはこのようにあります。
・・・釣果がバカンッ・・とアップするかどうかはさておき、同じ場所で釣り座を構え、ルアーの種類を数多く持ち歩くエリアトラウトの釣りでは非常に愛用者の多い道具であります。
これが筆者のバッカンになります。
ノーマル仕様で酷使していたのですが、3シーズン目に
「青い上段トレーの底が変形する」
という老朽化が著しく、重い腰をあげてカスタムするに至りました。
そこで、今回はこの【バッカントレー】の作製記事になります。
【バッカントレーの作製にあたって】
トレーの作製なのですが、自分の釣りのスタイルを考慮した結果メイホウさんの『VS-3043NDDM』をベースに使用することにしました。
VS-3043を使ったカスタムの方法はみつおさんが自身のブログにて記事を掲載していますので、そちらを参考に致しました。
ほいほいっとモデリングし、印刷調整して作製した結果がこんな感じ
ベースの『VS-3043NDDM』に3Dプリントした『フック』と『蓋ストッパー』を固定して完成です。
それぞれの部品をちょっと詳しく紹介いたします。
【フック】
モデリングできる寸法もどうぞ。
側面はナットをはめ込む形状と貫通穴が開いています。
この方式にすることで、ねじ止め用のきり穴位置を現物合わせにて加工できます。
具体的には、高さ方向の位置決めのために斜面(121°)を押し当てて両面テープで仮止めし、縦横方向の位置が決まったら貫通穴にドリルを突っ込みます。
M3低頭ボルトとナットにてしっかり固定します。ねじ止めなので安定感抜群です。
このフックはトレー下にVS-820が縦収納できる高さ(233㎜以上)を有し、バッカンの黒蓋もしっかり閉まるように調整しました。
もちろんVS-3010やスプーンワレットなども縦置きできます。
【蓋ストッパー】
裏面にも一工夫。蓋ストッパーです。
蓋を自分の好みの角度にて固定します。
蓋を固定するメリットは蓋裏も収納スペースとして使用することができるという点です。
個人的に最重要なのはこの部品です。
通称『からっ風ガード』ただの木片です。
これをここに置いておくと、蓋が強風で閉まらなくなります。
赤城おろしと戦う北関東アングラーには心強いことこの上ない木片です。
【このシステムの利点】
①トレーの深さがある
トレーの深さが75mmと標準トレーよりも10mm以上深いので、トレー自体の収納力があります。
現在はプラグ用に100均の仕切りケースを2段重ね、隣には自作のスプーンラックを配置していますが、まだ上部に余裕があるので蓋裏収納も可能です。
トレー上の仕切りケース2段には初手で投入するプラグや試作のプラグなどを入れて置き、トレー下のVS-820、VS-3010には次手以降のプラグを収納しています。
②トレー下へのアクセスが容易
「vs-3043の堅牢性」と「蓋ストッパー&からっ風ガード」により、トレーをずらして下の大容量収納スペースにアクセスすることが容易です。
奥様やお子様など同伴者を伴う釣行では飲み物やお菓子など、要求があればすぐに取り出すことができます。
いかがだったでしょうか。
3Dプリンターがあれば、こんなワンオフパーツの調整が比較的簡単にできてしまいます。
それでは本記事はこのあたりで。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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