【エリアトラウト釣行記】16代目バベ王を襲名してきた話

エリアトラウト

こんにちは!宮城の3Dさんです。
今回の記事は16年目を迎えるイベント「バベル王者決定戦」に参加してきましたので、その内容を記事にしたいと思います。3年目の参加で、なんと優勝してしまいました。

 

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準備

1週間前と前日に練習をしました。
1週間前の練習では『フッキング率』と『ランディング時の手返しの悪さ』が課題となったため、前日プラまでにタックルの見直しを行いました。
フッキング率向上のためにフックの種類を変更し、リングサイズを1段下げます(ゲイプ幅を稼ぐ意図です。ただし線径も細くなりますので、回転方向の倒れは大きくなります)。

左がノーマル・右がセッティングを変更したものです

左がノーマル・右がセッティングを変更したものです

バベルゼロ・ウエイトチューン(以下:WTチューン)はもう一方の穴に1段下のリングが入るので逆付けしました。バベルエースゼロ(以下:Aゼロ)は縁をリューターで削って対処しました(ルール上問題なし)。

リューター研磨で、プレス加工の限界肉厚を突破します。これで小径のリングが入ります

色は山ちゃんオリカラ風のピンクベースのケイムラと焦げ茶系のグローカラーを塗っておきました。

Fab-Anglerなのでこの辺りはお茶の子さいさいですね。

焦げ茶グローとピンクベースの山ちゃんオリカラ「ムラ×2山ちゃん」リスペクトカラーです。 Aゼロでこの色は売ってないから塗っておきました

ロッドは乱打戦を想定し、ベリーからバットが強いバリバスのT3を嫁から借り💦、
リールはハンドルが長いものをと思い、手持ち唯一の45mmハンドル『ピシファンカーボンX』。

特に部品はいじらず、各オイルとグリスのみ変更してあります。
ラインはアーマードF0.1号にリーダーを組みました。結束はシモキンさん推奨のこのノットを使用。


前日プラでタックルの使用感を確認しました。

その他タックルはAゼロの巻きバベル用に1本。WTチューン用に1本。計3本です。

ロッド・リールのセッティングは上々。ルアーのフッキング率は良くなっている感じがしましたが、リングを小さくしたためミスバイト時にフックが裏に回る確率が上がる傾向もみられました。

晴れるとグロー系ペレットカラーの【ナベちゃんオリカラ】【自塗りの焦茶グロー】の反応が良く、曇ると【山ちゃんオリカラ】UVピンクの反応が良くなる傾向を掴みました。

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予選

くじ引きで5人のグループに分かれ、その中から2抜けで通過できます。
後半グループのA5番だったため、前半グループの上手い方々の釣りを見て勉強します。

前半グループが終了し、スコアを見ると自分の釣り座から離れる滝側ほど(A5→A1)スコアが良い傾向。

しかも同じ後半グループには『決勝進出経験多数の親娘と10代目バベ王』という強者3人が立ちはだかる『死のグループ😇』

ペレット撒きがあってのスタートですので、WTチューン→Aゼロの展開です。(バベルよくわからないかたは、放流ラウンドからのスプーン→クランクみたいなイメージでOKです)

いよいよ私の出番。後半グループがスタートしました。

スタート後最初の10分は【ナベちゃんカラー】のWTチューンで調子良く数を重ねます。

「これ一筋!」とか言いながら3色も販売してるんだなこれが(笑)

ところが試合中盤でフックのトラブルが発生。他のロッドの【自塗り山ちゃんカラー】に持ち替えますが、どうも反応が良くない。急いで先ほどのカラーを結び直すも、もたついてしまい魚を見失ってしまいます。その間、隣りからはヒットコールが次々と発せられます。リフト&フォールの釣りを見切り、Aゼロの巻きバベルに移行するも数を伸ばせず

『15-15-15-10(私)-?』で予選敗退

「今年は予選通過出来なかったか・・」と落ち込む反面、スコアを見ると想定より差がついてないことに気がつきます。また、スレのマイナス4ポイントが無ければかなり健闘していたことになります。
2回戦は対岸から寂し〜く釣りしながら見学です(笑)
ドラグの微調整や、フックセッティングを変更したり、ゲストハウスでヒットカラーを補充したりしてました。

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敗者復活戦

敗者復活戦は決勝に残れなかった人たち全員(今回は60人くらい?)での早掛け勝負で、上位2名が決勝戦に参加できます。
(ちなみに一昨年のバベ王ではコンマ数秒の差で3位でして、2位はすぐ右隣にいらっしゃった、その年のバベ王となるしもきんさんです)
ほぼファーストフォール勝負と踏んでいたので、WTチューンが結んであるタックル一本以外は釣り座から少し離れた場所に置き、釣り座に着きます。
と、ここで山ちゃんから「今年は2本早掛け」と去年までと違うルール説明が、、

「せめて替えタックルを近くに置いておけば良かった〜」と後悔しているとすぐにスタート!

周囲の皆さんは次々に1本目をキャッチします。私は少し遅れて1本キャッチ。そこから2投して2本目をキャッチ!2人目で敗者復活戦を勝ち上がり、参戦3年目にして初の決勝進出を決めました。ちなみに敗者復活1人目はブロガーのユッケさんです。

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決勝戦 前半

決勝進出を決めた直後から、敗者復活戦で投げたWTチューンのセッティングを水平展開し始めました。具体的にはリングを通常の位置に変更し、サイズを1段上げ、フックポイントが内向きのラッシュフックに変更し、乱打戦時トラブルが少ないようにしました。

・・・まあ、簡単に言うと『パケ出しのどノーマル』に戻したんです(笑)

決勝進出者は12名。釣り座は8番を引き、1番の人から滝側に入り、私はロブルアーさんの看板前あたりになりました。前後半20分ずつで、右に6つズレる1ローテがあります。
ということは後半で滝側の2番目の釣り座に入れることになりました。この日全体を通して『滝側から3つくらいまでの釣り座』は良い傾向ですので、前半は耐え忍ぶ釣りをし、後半勝負の予想が立ちます。敗者復活戦といい、ツキが回ってきたようです。
ペレット撒きがあり、前半開始の合図がMC山ちゃんから下されます。
開始10分まででWTチューンで4本、落ち着いたら【自塗り焦げ茶グロー】Aゼロの巻きで2本。ここでマイナスは痛いので、丁寧な釣りを心がけました。
結果前半は6尾6ポイント。

さあ、いよいよ最後のターンです。

決勝戦 後半

方針は『なるべく上で魚を掛ける』です。
理由は2つ
①手返しを早めるため
②スレによるマイナスを避けるため

②はボトムに相当数の魚が溜まっていて、リフト&フォールの釣りでは一回戦のような不慮のスレ掛りのリスクが上がるからです。
ペレット撒き後に後半戦がスタート。
WTチューンのタックルで一歩下り、手前の魚から釣っていきます。
怪しいアタリは捨て、いいアタリのみに集中します。
撒かれたのは沈みペレットですので棚はどんどん下がるのですが、なるべく上を意識させるべく、リフト&フォールさせる棚も上から始めていきなり下げないようにします。徐々に下げても底から30〜40センチくらいまでの棚で粘り、底の魚に少しでも上を意識させました。
どうしてもバイトが出ない場合はボトムまで落とすのですが、この場合リフトはより優しく、魚が掛かったら水面付近でファイトし他の魚の注意を上に向けます。

迷子になりかけたら、、
・リフトを織り混ぜた巻きフォールで棚を切って魚を探す。リフトを入れるのは少しでも上を向かせたいからです。
・回遊魚が上層で回ってきたら狙い撃ちして釣り、ボトムの魚の目線を上に向ける。
・表層シェイクを駆使して意識を上に向けさせ続ける。
などを行いました。
乱打戦を想定したタックルセッティングでテンポ良く釣り続けます。
左右の釣り座の方々もうまく釣り続けていたため、『釣れる場』を作り出し、保つことができたようです。左右で釣られると焦るものですが、一回戦の経験から「いや、俺も実は結構釣ってるでしょ?」と強気の精神で、あまり気にしないようにしました。集中したため数を数えることはしませんでしたが、スレによるマイナスは一度もなく無事後半が終了しました。
スコアはお楽しみということで、スコアボードは確認できず、表彰式に望みました。

最終的に決勝戦で魚を連れてきたルアーはコレ↓

左右のカラーで各2尾。それ以外はすべて真ん中のナベちゃんカラー

結果は・・

全試合を終え、いよいよ結果が発表されます。4位(同率2名)から順位が発表され、3位、2位と前半チラ見していて、おそらく釣っていたであろう人の名前が呼ばれます。
ここでなんとなく・・「アレ?」と思います。

そう、「第16回バベル王者決定戦 優勝者」として山ちゃんから呼ばれたのは私の名でした。

あだ名で呼ばれる16代目が爆誕しました

スコアは2位と2ポイント差の27。前半は6尾なので、後半20分で21尾だったそうです。

バベ王を終えて

こんな感じでバベ王を終えた後は、アフターフィッシングを楽しみました。
また、巻きバベルの経験が浅い私はこの機会にと、しもきんさんにいろいろ質問させて頂きました。非常にわかりやすく、丁寧に回答いただき、やってみたい課題もたくさん見つかりました。〈自分の知らない釣りが広がっているのを感じるとワクワクしますよね〉

今後バベ王は『リフト&フォール』『巻き』状況に応じてそれぞれ両方できるバランス感覚のある人が上位に入れるのではないでしょうか?

トロフィーと景品と我が家の汚い塗装ブース

今回の記事は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
宮城の3Dさん

エリアトラウトやブラックバス・ストライパーのルアーフィッシングをメインとする釣り人です。群馬県の宮城アングラーズヴィレッジという釣り堀に出没します。

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